開発コラム

開発コラム

手指の拘縮患者ための“触覚センサー”を有するリハビリ用のグリップを開発

医療・福祉分野にてロボットが人間に直接接触利用される場合には、人に柔らかく触ったり・さすったり、また痛くなく人を持ち上げたり移動させたりと高度な触覚感覚が必要とされます。

このため極細いセンサー電線を織り込んだ織布を開発し、人の手の様な高感度の触覚感度を有するセンサーの応用開発を進めています。

布製のため 柔軟で通気性が良く蒸れたり汗で付着したりせず、長時間の使用でも不快な思いは感じません。

更に裁断や縫製などの加工も可能であり、様々な形状の触覚センサーとして広範な応用が可能です。

例えばグリップや手袋形状にすることで、リハビリの際に簡単に装着したり外したり出来るようになります。

更に手袋状の触覚センサーでは、HMI(Human MachineInterface/ヒューマン・マシン・インタフェース)としての活用も可能になると考えています。

  • 介護用マッサージ機器
  • 義手・義足用センサー
  • ヘルスケア・筋肉硬度センサー
  • 医療用心拍・呼吸センサー
  • 医療・介護見守りセンサー
  • スポーツ用動作センサー(圧力不要)

片麻痺、廃用症候群などによって拘縮した手に、ピエゾ電線センサーによる高感度触覚センサーを応用したグリップ状器具を握ってもらいます。


手指を痛めることのない開き方、強度によって、自然に、安全に開閉動作を行い、拘縮緩和を進められるリハビリ実現を目指しています。

製造ラインでの作業モニターへの利用や、スポーツでもバットやラケット、ゴルフクラブ等の握り方モニターとしての利用も可能になります。
  • 大面積でも安価、柔軟で変形容易
  • 高感度で呼吸や筋肉の微小動作に計測
  • 通気性が良く、長時間装着が可能
  • 自己発電で信号発生、電池不要
  • 非侵襲性で、金属アレルギーなし
  • 大面積でも安価、
    柔軟で変形容易
  • 高感度で呼吸や筋肉の
    微小動作に計測
  • 通気性が良く、
    長時間装着が可能
  • 自己発電で信号発生、
    電池不要
  • 非侵襲性で、
    金属アレルギーなし