事業

見守りと介護の負担軽減で慢性的な人材不足も解消

見守りと介護の負担軽減で慢性的な人材不足も解消

医療・介護従事者の労働者不足が慢性化する中で、この労働を補助・補完する機器への需要は高くなっています。ロボセンサー技研では患者や要介護者の見守りや活動タイミングの監視などの機器への需要に応えるため、布状の触覚センサーを用いた介護用ベッドシーツやリハビリ機器等の開発を進めています。

この布状センサーは柔軟で通気性が良く、裁断や縫製が可能という特徴を持ち、更に低価格で大面積の生産も可能です。

このセンサーをベッドシーツ下に敷くことで、患者や要介護者の離床警報だけでなく、呼吸(無呼吸)の自動監視や寝返り、排泄等の自動監視や、寝返り補助ベッドなどの自動制御への応用、さらには足裏応力センサーとして歩行バランスの監視、車いすの座面に用いた座圧バランスの監視などへの応用も考えられます。

布製品は我々の生活の中に溢れていますので、これらを布状の触覚センサーに置換し活用することで、様々な活動データ の取得・収集も可能となると考えられます。このように応用先は非常に幅広く、様々な看護・介護負担の削減や、健康状態のモニタリング、さらには廃用症候群の予防などへの活用にも期待が集まっています。

  • 介護用マッサージ機器
  • 義手・義足用センサー
  • ヘルスケア・筋肉硬度センサー
  • 医療用心拍・呼吸センサー
  • 医療・介護見守りセンサー
  • スポーツ用動作センサー(圧力不要)

低価格で容易に設置が可能な振動センサーの実現

低価格で容易に設置が可能な振動センサーの実現

労働者の手や指の動きの軌跡は容易にデータを取得し記録することが可能ですが、指先の触感データについてはかなり難しい計測となります。

そこで指先触感センサーが実現できれば、塗装面のゴミや溶接箇所の凹凸等の触感を利用した製造工程の改善、柔軟物や不定形部品等の把持、移動等の生産ラインへの応用が可能となるため大きな期待を集めています。

また同様に加工機械における加工表面の荒れや加工精度の低下に繋がる刃物やベアリング等の寿命や劣化による加工時の微少な振動の変化も検知出来るようになります。ワイヤー型の振動センサーは細く柔軟であるため、既設の製造設備や機器に対しても後から設置可能であり、より正確な刃物の交換時期の判断や不良発生の防止が可能となります。

更にロボットハンドにおいてもこの触感コントロールを実現し、様々なセンシング技術やロボット制御技術とのコラボレーションを実現していきたいと考えています。

  • ロボット用触覚センサー
  • ロボットハンド&部品
  • 治工具振動センサー
  • タイヤ振動センサー
  • モータ振動センサー

コミュニケーションツールとしても期待が膨らむ展開

コミュニケーションツールとしても期待が膨らむ展開

外部との十分なコミュニケーション手段が無く、教育の機会や様々な情報への接触の機会が限られている障害者や障害児のためにも、手袋型の触覚デバイスの応用を考えています。

手のひらに書いた文字の座標を読み取りテキストデータへ変換したり、このテキストデータを発話変換したりできるようにして、会話サポート機能デバイスとして利用します。さらに、IOT技術による遠隔地とのコミュニケーションも可能となりますので、会話や意思疎通の範囲は海外にまで広がり、その果たす効果は非常に大きなものとなると考えられます。

一方、ペットの活動量モニターや睡眠モニターとして首輪やベストなどへ応用、インターネットサービスとスマートフォンを連携すれば、留守番中のペットの状態を出先から見守り可能となります。AI等の先端解析手法を取り込むことでペットの感情もかなり正確に読み取ることが可能となれば、人間とペットとの距離が更に縮まるかも知れません。

  • 教育用文字入力シート
  • 会話補助用センサー
  • ペット活動量センサー
  • 侵入・踏込警報機器用センサー

製品情報

ピエゾ電線センサー
(日本語版)

ピエゾ電線センサー

(English)